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2020年7月27日
ビジョン2020
秋田高専グローカル人材育成会は、令和2年度9月中に正式に発足したあと、高専教育の一体化を目指して始動します。現状では、「研究」と「技術者育成」、「キャリア教育」のより一層の合理的な一体化がのぞまれます。この「高専教育の一体化プラン」を実施し、2,3年間の試行期間を経て5年後に新たな教育システムを定着させます。このために、
〇ご賛同企業様の採用担当者と本校就職担当教員との懇談会(個別面談会)
〇企業様の採用担当者と本校学生との個別面談会
を催すことにより、学生へのキャリア教育支援の協働により、採用のマッチングを図ります。
また、地域のオープンエコシステムの構築に向け、
〇本会と秋田高専産学協力会(地域の90数社程度による地域振興のための連携会)との合同技術研究会
〇学生による研究発表会(本科学生の卒業研究発表会&専攻科学生の特別研究中間発表会)
を実施します。これにより、地域内外の企業と秋田高専が連携した「産産学共同研究プロジェクト」を誕生させます。これらの取り組みを試行することにより、本校学生の研究・キャリア教育支援を県内外企業様へお願いし、協働してまいります。
本校では、令和4年度に専攻科改組が予定されております。現状の2専攻体制から1専攻制へ移行し、学際領域の研究への取り組みと、地域ワンツへの対応を図ります。とくに副専攻制を導入し、地域課題に直結した研究プロジェクトをベースとした教育体制へと移行します。すなわち、研究を通した高度な教育プログラム(「産産学連携共同教育プログラム」)となります。
ほぼ同時期には、既存の秋田高専産学協力会との発展的合併を予定し、これを実現することで、地域内外のグローバルな視点によって破壊的イノベーションをおこし、SDGsを達成するための「ヒト・モノ・コト・カネの好循環システム」を形成します。本会としましては、このために、
〇産産学関係者(経営者および技術者、教員等)によるオープンイノベーション討論会
〇学生の卒業研究等に関する研究発表会
〇企業採用担当によるキャリア教育支援(個別面談会、講演会等)
が、教育プログラムを高度化し、「グローカル人財」、「技術創発人財」を地域内外に輩出するシステムを産産学により共創します。これらの人材が将来に渡り地域内外のそれぞれの拠点から知識を集約することで、地域のオープンエコシステムを持続的に構築していきます。